天声人语 20110801 水之日的感想
短歌还是翻译不来,有高手不?▼競争相手のことを言う「ライバル」の語源がラテン語の「小川(rivus)」なのはよく知られる。元は「川の水をめぐって争う者」の意味という。古来、水がいかに貴重だったかの証しだろう。
竞争对手“rival”一词,众所周知是来源于拉丁语“rivus(小溪)”,原意是指“为溪水而互相争斗者”。这证明了自古以来,水是多么宝贵的资源。
▼恵みの雨は慈雨とも喜雨とも呼ばれる。だが天は往々に加減を失する。〈時により過ぐれば民のなげきなり八大龍王(はちだいりゅうおう)雨やめたまへ〉。大雨の被害が相次いだ建暦(けんりゃく)元年(1211年)夏、鎌倉幕府の若き将軍源実朝(さねとも)が仏に祈ってしたためた一首だ。そして、800年を経た今年も災いは繰り返された。
对于及时雨,我们也会称之为“慈雨”或“喜雨”。然而天公往往阴晴不定雨雪无情。镰仓幕府时期的建历元年(1211年)暴雨成灾,那年夏天,19岁的幕府将军源实朝为祈求安定向佛祷告,他诵道:“长此以往,民何其苦,八部天龙,早日雨歇”。800年后的今天,暴雨灾害依然卷土重来。
▼新潟と福島の記録的な豪雨では、40万もの人に避難指示や勧告が出た。川は濁流となって猛(たけ)り、亡くなった人もいる。予報技術は進んだが、人の意が天に及ばないのは昔と変わらない。
新潟县和福岛县大雨滂沱,降雨量创新纪录,约有40万人接到指示或建议,需要离开避难。暴涨的河水浊流汹涌,甚至造成了人员伤亡。虽说人类的天气预报技术水平不断提高,可天意依然难以预测。
▼日本の水はゆたかで、世界平均の倍の雨が降る。しかし、その多くが梅雨や台風でもたらされるのが泣きどころだ。夏出水(でみず)、秋出水と季語にも言う。いわば水害と背中合わせの「ゆたかさ」であり、毎年どこかで痛手をこうむる。
日本水资源比较丰富,年平均降雨量是世界平均水平的一倍。但其中多数的降雨是来自于梅雨和台风登陆,颇为悲剧。季节用语中也有描述河水暴涨的“夏出水”“秋出水”。这样说来,日本丰富的水资源是和水灾紧密联系在一起的,每年总有一些地区遭灾受损。
▼片や世界に目を向ければ、深刻な干ばつの大地がある。アフリカのソマリアでは370万人が飢餓状態だと記事にあった。小さく細る子が痛々しい。夕立の雲をあげたいものだが、縄で縛って連れても行けない。
另一方面放眼看看全世界的话,就会发现很多地方正在遭受严重的旱灾。据新闻报道非洲的索马里约有370万饥民,很多孩子饿到皮包骨头,看着让人难过。很想送些雷雨云给他们,可云朵却无法用绳子拴着牵过去。
▼実朝の歌中の八大龍王は水や雨をつかさどる神を言う。温暖化する地球はいま、強い雨がより狭い地域で降る一方、降らない地域が広がる傾向にあるそうだ。気候変動にも思いをはせたい、きょうは「水の日」である。
源实朝的短歌中所说的八部天龙,指的是掌管水和雨的神仙。全球变暖日趋严重的当代,虽有个别地区暴雨成灾,更多的地方出现了降水减少的倾向。今天是“水之日”,让我们也思考一下全球的气候变化。